■ 2020/07/29 プルコギキムチそーめんうまいからしてみて 黒木りずむ
火曜日の耳恋、お楽しみいただけたでしょうか?
今回、いつも以上にごちゃごちゃとうるさく騒いでしまって(いつもだろというツッコミは飲みこんでいただいて)……
もっと聞きやすい放送を目指さないとですね(;'∀')いつもいつも、お付き合い本当にありがとうございます(´;ω;`)
メッセージテーマは「やっててよかった」。
皆さんいろんな経験されてて、それを現在も役立てていらっしゃる方が多くて素敵だなあと思いました♪
私のやっててよかった話は……じゅうど……じゃなくて(笑)
「書道」ですかね!
これもあまり話したことなかったですけど、ブログなんでそういう話もさせてもらおうと思います!
私は高校の3年間書道部で青春を過ごしました(放送部にも入っていたのですが、それはまた別のお話・・・)。
それまで書道なんてちゃんとしたことなかったんですけど、その当時わが母校に赴任してきたばかりの書道の熱血ティーチャーからの強引な勧誘で、なかば騙された形で高校1年の4月中旬に入部。そしてその時言い渡されたのは、
「6月の県大会に出場してください」
という恐ろしい言葉。
この大会ってのは、「揮毫(きごう)大会」といって、大会会場のその場で時間内に書き上げないといけないというもの。いろいろルールがあるのですが、まあそれは置いといて。
たった1か月半で宮崎県内の高校の書道部みんなが競い合う大会に出ないといけないなんて…。どうせみんな幼少期からやってるようなやつらばっかでしょ??
しかもね、もっと嫌なことに、大会で書いた作品は評価を受けるために、書いた後すぐにすべて張り出されるのです。
なんで、そんな恥をかきにいかないといけないんだ。
なんて、酷い先生だと心底思いましたが、とりあえずできる限り一生懸命練習しました。
今思い出すだけでも辛い。毎日泣きたくなるような練習の日々。
「あんた、そんな怖かったっけ?」というくらい人が変わるティーチャー。
なぜかその奥さんもにも怒られる(奥さんも書道の指導者)。
でも、当時わが母校の書道部は部員もかなり少なく(私合わせて3人)、先生も必死だったんだと思います。
そして、来る当日。今日ですべてが終わる。今日大会出たら、辞めさせてもらおう……と思っていた私に、先生と奥さんからかけられた言葉↓
「まあ、とりあえず書ききればいいから(苦笑)」
え~~~~~!!!もっと励まして~~~!!!!
『あれだけ練習したんだから大丈夫。俺が教えたんだから!俺はできると思った子にしか声はかけない!』とか言ってよ~~~~!!!全然期待してね~~~じゃん!!
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大会終了。時間内に書ききることだけを考え、無心にとりくみました。
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結果。
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県1位とりました。
その時の作品がこちら↓(顔真卿という唐の書家の臨書)
わけわかんないでしょ。嬉しさよりも、不思議さのほうが勝って全然笑えませんでしたよ。
でもね、私見たんだ。名前を呼ばれたときの先生の、私よりわけわかんないって顔。
まあ、それをきっかけに3年間の地獄のような書道漬けの日々が始まるわけです。
確かに、辛くて、自分の本当の実力のなさに苦しむことの多かった3年間だっだけど、あれがあったから、何かに集中して努力することの大切さを知ったし、努力は裏切らないって実感できたんですよね。
あの当時と同じパワーで取り組むって、今では正直難しいかもしれない。
だからこそ、高校生という多感な時期に、あの日々を過ごすことができて本当によかったと感謝しています。
最近、なんとその熱血ティーチャーにお会いしたんです(家近かった(笑)今は大宮高校で教鞭をとっていらっしゃいます)! 相変わらず元気そうでうれしかったな★
いつかゆっくりお話できる日が来たら、あの大会のときのこと、どういうつもりだったか問いただそうと思います。覚えてね~~~か!!(笑)
また長くなりましたが……
人は経験したことでしか語れないし、本当の意味でその立場になって考えることはできないものですよね。
でもだからこそ、共感する努力や想像力を押し広げる努力は怠りたくないって思います。
こんなご時世だから、これまでよりも、人の気持ちに想いを寄せる努力を皆でやっていきましょう!!消毒など感染対策と同じくらいやりましょう!!
と、昨日の皆さんのメールを読んで、「耳恋やっててよかった」と思った黒木がお伝えしました。また来週( *´艸`)