FM宮崎について 番組審議会 第401番組審議会

第401番組審議会

1.開催日時

令和3年3月16日(火)15:00~16:00

2.開催場所

エフエム宮崎本社 1階会議室

3.出席者

出席委員数7名

出席委員の氏名

委員長 阿部 行雄
道本 晋一、川路 善彦、奥津 陽子、松田 秀人、崎田 さおり、田﨑 涼

会社側出席者の氏名

代表取締役社長     関  計夫
専務取締役       黒木 俊郎
編成制作部部長     吉良 力郎

4.議題

番組審議

5.審議の内容

事務局

今回は令和2年度を振り返って、編成や放送の全般についてご意見をいただければと思っています。それでは宜しくお願いします。

   
委員1

今年度は昨今の状況を踏まえた話になると思う。新型コロナウイルスの感染が広がり、初めて体験する危機の中で新しい生活様式が叫ばれてきた。その新しい生活様式を強いられている苦痛感や、それからいつの間にか得られている一定の安定感など、そういった部分も加味して自由にご意見をいただければと思う。そして、このコロナ禍で「ステイホーム」という行動を新たに求められた私たちに、メディアがどう向き合ってきて、それがどう役立ったのかもお聞きしたい。自宅待機が習慣化していく中でこれまでと違うラジオやテレビとの向き合い方から新たな発見をした方もいるのではないか。そういったことも含めて自由にトークしていきたい。さて、今年度のエフエム宮崎制作番組の中では、新型コロナに関して情報コーナーを設置するといった特別な対応はなかったのか。

事務局

弊社制作番組では、新型コロナをテーマにしたコーナーや企画展開などは特別行っていない。制作現場からは「もっと積極的に感染情報の発信や感染予防の周知徹底を行った方が良いのではないか」との意見もあり協議をしたが、様々なメディアで新型コロナに関する情報や話題が溢れすぎてユーザーが精神的負担を感じるようになった「コロナ疲れ」なども早い段階で散見されるようになったため、他メディアとのバランスを考慮した上で「なるべく普段通りの放送を心がけた方がリスナーにとって良いのではないか」との結論に至った。もちろん、行政等の要請でコーナーを展開した時期もあったが、局として自発的には行っていない。

委員1

今年度はこの番組審議会も、新型コロナの影響で書面開催を余儀なくされることがほとんどだったが、そのために審議対象番組を全編聴いて吟味することができた。今までの審議委員の立場を超えてよりリスナーに近い感覚で審議に当たることができた1年だった。

委員2

今年6月に書面開催となった番組審議会で取り上げた「radikoが普及したことで、エフエム宮崎のパーソナリティーがtwitterに投稿した内容を他県のリスナーが見て番組に投稿してきた」事案が印象的だった。これまで各地で放送されていたラジオ番組があっという間に全国に広がるという現象は、非常に面白く新たなラジオの可能性を感じた。そしてそれを可能にした「radiko」がこのコロナ禍のタイミングで普及したことは、私のように昼間に仕事をしていても夜に番組を聞くことができるのはとてもありがたいと感じた。「radiko」によって「生で聴く」「振り返って聴く」「つまみ聴きする」と楽しみ方も増えたが、一方で自分の興味のない話や曲を飛ばして聴くということもできるので、全てが良い訳ではないとも感じた。

委員3

今年度で私が印象に残っている番組は「ハイブリッド・モーニング」と「Radio Paradise 耳が恋した」、そして「A・O・R」だ。この3つは良い番組だと思っている。そして、いずれも以前より内容が充実していると感じている。「ハイブリッド・モーニング」は木村つづくの喋りの上手さもあるが、ディレクターが準備している楽曲情報や話題がしっかりしていると感じた。「Radio Paradise 耳が恋した」は、シローと加藤亮作のコンビが男性同士という新鮮さもあって面白かった。同性かつ音楽従事者という共通点があるからか、シローの面白さがより際立っている気がした。「A・O・R」は音楽に特化したFMらしい番組だ。純粋に音楽を楽しめる内容で、今年度はより一層充実していると感じた。私の仕事はエンターテインメントにかかわるものなので、今年度はコロナ禍で非常に打撃を受けた1年だった。そして仕事は減り外も出歩けないということで、在宅時間が増えてメディアへの接触がかなり多くなった。そこで感じたのはラジオのクオリティーが変わらなかった点だ。テレビは取材に出られずスタジオも出演者同士の距離をとったり人数を減らしたりと、窮屈そうに見えた。ラジオは元々、パーソナリティーが1人ないし2人で制作されている番組がほとんどなので、コロナ前と変わらず聴けたラジオは非常時・災害時に強いメディアだと再認識した。

委員4

私も「radiko」があることで番組審議会の書面開催にも対応できた。1週間以内の番組をいつでも聴けるタイムフリー機能の恩恵を思う存分受けられたが、「radiko」が普及したことでこれまでラジオを聴かなかった人たちがラジオを聴くようになったのではないかと感じた。特にスマホ・アプリに慣れ親しんでいる世代にはとっつきやすいだろう。この一年はリモート会議や配信を目にすることが多くなった。そうした情報発信が一般の方でも簡単にできる環境が広がっている中で、プロの方々はこれまで以上にコンテンツ力を高めていかないといけない時代になったと感じた。その中で書いた番組審議会での意見では、木村つづくとシローについて突出して能力が高く勉強もしているとよく書いたと記憶している。この二人はますます大物になっていると感じた。これからはメディアの生き残りがますます厳しさを増してくると思うが、ラジオはラジオらしさを残していけば生き残れるのではと思う。

委員5

ほとんどの番組がちゃんと聴いたのが初めてなものばかりで、ラジオの魅力をたくさん知れた1年だった。例えば「Radio Paradise 耳が恋した」でリスナーからシローの目撃情報が届くとすぐその話題で盛り上がれるなど、生放送ならではのリスナーとのコミュニケーションが面白く感じられた。またリスナーからの投稿だけで番組を構成しているだけではなく各番組が様々なコーナーを展開していて、楽しく聴くことができた。同じ番組でも出演者が変わると進め方や雰囲気、テンポが変わる点も興味深かった。「Radio Paradise 耳が恋した」の「耳恋ザ・ベストテン」では投稿のネタ元が懐かしい曲が多く、その曲を知らない世代の私は楽しいと感じられなかった。「radiko」が普及してラジオが聴きやすくなっているので、若い世代を取り込むためにもっと旬な話題や新しい情報をどんどん取り入れて欲しい。

委員6

ラジオがアプリとしてスマホの中に入ったのは物凄く良かったと思う。昔のアナログの時代は世界中で同時に一つのコンテンツに触れることはなかった。それが今はスマホを使ってインターネット上にあるコンテンツを世界中の方が同時に楽しむことができるので、誰でもスマホとアプリで世界中に向けて情報を発信できるようになった。そして今回のコロナ禍で物理的に分断されたため、個々での情報発信はますます広がりを見せてきている。学生達は今回のコロナ禍でリモート授業を余儀なくされたのに、それを楽しむために部屋のインテリアやメイクなどをアップデートするなど柔軟に対応していると聞いた。変なこだわりに固執せず新しいものも取り込みながら、他の人とは違う個性を上手に発揮できる人間力がこれからの社会を生きていく上で必要なのではないか。そしてそれは、情報を発信する個人との差別化を図るためにプロであるラジオパーソナリティーには不可欠なものになると思う。もちろん喋りの技術は今まで以上に磨かなければいけないだろう。このコロナ禍を契機に、これから人間力の格差が顕著になってくると感じた1年だった。

委員7

テレビをつければずっとコロナの話題など何に触れてもコロナ一色だった中、ラジオ番組は人との繋がりを持てる番組が多く、コロナに飽きた人はラジオを聴くようになったのではないか。そんな中、radikoが素晴らしいと思ったのは、手元にあるスマホと耳で完結できる、情報や機材の断捨離のような効果が得られたことだ。今年度のエフエム宮崎の出来事で一番衝撃的だったのは、約28年続いた「Super Radio Club」が終了したことだ。28年間この番組を聴くと「土曜日だな」と思えるほど宮崎のリスナーに定着していた長寿番組が幕を下ろしたのは、新型コロナを契機に一つの時代が終わって次に進んでいく象徴的な出来事だと感じた。そしてこれからは人との繋がりや人間力が感じられる番組が増えてくるのではないか。

委員3

radikoの普及によって全国のリスナーに聴いてもらえるチャンスは広がったが、全国を意識して喋ると番組が面白くなくなるのではないか。ラジオは地域に密着したメディアなので、言葉や地名、話題など、その地域ならではのものがあるから楽しいと思う。それを捨てて全国向けに喋ると魅力が減殺されるだろう。

事務局 次回開催 令和3年4月20日(火)15:00~16:00

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